造幣局桜の通り抜け

住所 〒530-0043 大阪府大阪市北区天満1丁目1−1

造幣局桜の通り抜け完全ガイド2026|大阪随一の桜名所の見どころ・予約方法・アクセス徹底解説

造幣局 桜の通り抜けとは

造幣局 桜の通り抜けは、明治16年(1883年)から続く大阪の春を代表する伝統行事です。毎年4月中旬頃の約1週間、造幣局構内の旧淀川沿いに設けられた約560メートルの通路が一般に開放され、全国各地から数十万人の花見客が訪れます。

140年以上続く伝統の桜イベント

造幣局の所在地である大阪市北区天満周辺は、江戸時代から桜の名所として知られていました。春は桜、夏は涼み舟、秋は月見と四季折々のにぎわいを見せ、対岸が「桜ノ宮」と呼ばれるほど桜が咲き乱れていたと記録されています。

明治時代、当時の造幣局長が「局員だけが楽しむのはもったいない」との思いから一般開放を決定。以来、戦時中の中断期間を除き、毎年春の恒例行事として大阪府民に親しまれてきました。令和8年(2026年)で143回目を迎える歴史ある桜の名所です。

他の桜名所との違い

造幣局の桜の通り抜けが特別なのは、一般的な桜名所とは異なる3つの特徴があります。

希少品種の宝庫
ソメイヨシノ中心の他の名所と異なり、約140品種・340本の桜が植えられています。その大半が八重桜で、紅手毬、大手毬、小手毬、養老桜など、他では見られない貴重な品種が数多く揃っています。

一方通行の特別体験
南門(天満橋側)から北門(桜宮橋側)への一方通行のみ。後戻りできない「通り抜け」というスタイルが名称の由来であり、独特の臨場感を生み出しています。

期間限定の特別公開
年に一度、わずか7日間程度のみの開催。この限定性が多くの人々を惹きつける要因となっています。

2026年開催情報と予約方法

開催期間と時間

2026年の桜の通り抜けは、4月上旬から中旬頃の7日間開催予定です。正確な日程は桜の開花状況により決定され、例年3月中旬頃に造幣局公式サイトで発表されます。

開催時間

  • 平日:10時00分~21時00分(最終入場20時30分)
  • 土日:9時00分~21時00分(最終入場20時30分)

日没後はぼんぼりによるライトアップが実施され、昼間とは異なる幻想的な夜桜を楽しめます。

インターネット事前申込制の詳細

令和8年(2026年)も引き続き、インターネットでの事前申込制(先着順)が実施される見込みです。

予約開始時期
例年、開催の約1か月前(3月中旬頃)から予約受付が開始されます。造幣局公式サイトの専用予約ページから申し込みます。

予約の流れ

  1. 造幣局公式サイトにアクセス
  2. 希望日時を選択(30分刻みの時間帯指定)
  3. 代表者情報を入力(氏名、連絡先など)
  4. 人数を選択(1組最大6名まで)
  5. 予約確定後、QRコード付き確認メールを受信
  6. 当日、スマートフォンでQRコードを提示して入場

予約のポイント

  • 先着順のため、発表後すぐに予約が埋まる時間帯もあります
  • 土日祝日や夜桜の時間帯は特に人気が高い
  • キャンセル待ちや当日枠が設けられる場合もあるため、公式情報を随時確認しましょう
  • 予約不要の障がい者優先入場枠も設定されています

入場料金

入場料は無料です。これは明治時代の開始当初から変わらない伝統で、多くの人々に桜を楽しんでもらいたいという造幣局の理念が反映されています。

見どころと桜の品種

今年の花「○○」について

造幣局では毎年、その年を象徴する「今年の花」を1品種選定しています。2025年は「一葉(イチヨウ)」が選ばれました。2026年の今年の花は、例年3月中旬の開催発表と同時に公表されます。

今年の花は通路の要所に標識が設置され、特に注目して鑑賞できるよう配慮されています。過去には「松月」「普賢象」「楊貴妃」など、名花が選ばれてきました。

必見の希少品種

約140品種の中でも、特に注目したい桜をご紹介します。

紅手毬(ベニテマリ)
濃いピンク色の花びらが手毬のように丸く集まる品種。花びらの数が多く、豪華絢爛な姿が特徴です。

大手毬(オオテマリ)
淡いピンク色で、その名の通り大きな手毬状に咲く八重桜。優雅で上品な印象を与えます。

小手毬(コテマリ)
大手毬より小ぶりながら、密集して咲く姿が可憐。白に近い淡いピンクが美しい品種です。

養老桜(ヨウロウザクラ)
花びらの縁がわずかに波打ち、繊細な美しさを持つ品種。歴史ある名称も魅力です。

楊貴妃(ヨウキヒ)
中国の美女にちなんだ名前の通り、優美で華やかなピンク色の八重桜。人気の高い品種です。

関山(カンザン)
濃紅色の八重咲きで、花びらの数が30~50枚にも及ぶ豪華な品種。造幣局を代表する桜の一つです。

普賢象(フゲンゾウ)
花の中心から2本の雌しべが突き出す独特の形状が特徴。仏教の普賢菩薩が乗る象の鼻に似ていることが名前の由来です。

松月(ショウゲツ)
淡いピンクから白へと変化する優雅な八重桜。花びらが重なり合う姿が見事です。

八重桜が中心の理由

造幣局の桜がソメイヨシノではなく八重桜中心なのには理由があります。開催時期が4月中旬とソメイヨシノの見頃(3月下旬~4月上旬)より遅いため、開花時期の遅い八重桜が選ばれました。

また、八重桜は花びらの数が多く豪華で、観賞価値が高いことも理由の一つ。品種によって色、形、咲き方が大きく異なるため、多様性を楽しめるのも八重桜ならではの魅力です。

桜樹の配置と鑑賞ポイント

約560メートルの通路は、桜のトンネルのような空間を形成しています。

序盤(南門付近)
入口から100メートル付近は、比較的樹齢の若い桜が中心。色鮮やかな品種が多く配置されています。

中盤
通路の中央部には、樹齢を重ねた立派な桜が並びます。枝ぶりも見事で、写真撮影スポットとして人気です。

終盤(北門付近)
希少品種や今年の花が配置されることが多いエリア。最後まで見逃せない区間です。

各桜には品種名を記したプレートが設置されており、樹齢や特徴を確認しながら鑑賞できます。

ライトアップと夜桜の魅力

ぼんぼりによる幻想的な演出

日没後、通路沿いに設置された約800個のぼんぼりが点灯され、桜が柔らかな光に包まれます。昼間の華やかさとは対照的に、幻想的で落ち着いた雰囲気が広がります。

ぼんぼりの温かみのある光は、八重桜の繊細な花びらを美しく照らし出し、昼間とは異なる表情を見せてくれます。特に濃い色の品種は、ライトアップによって色彩がより深みを増します。

夜桜鑑賞のベストタイム

18時30分~19時30分
日没直後のマジックアワーは、空の青みと桜のピンク、ぼんぼりの光が調和する絶好の時間帯です。

19時30分~20時30分
完全に暗くなった後は、ぼんぼりの光が際立ち、より幻想的な雰囲気を楽しめます。ただし、最終入場時刻(20時30分)に注意が必要です。

夜間は気温が下がるため、羽織るものを持参することをおすすめします。また、足元が暗くなるため、歩きやすい靴での来場が安心です。

アクセス方法と周辺情報

電車でのアクセス

造幣局へは公共交通機関の利用が便利です。駐車場がないため、電車でのアクセスを強くおすすめします。

大阪メトロ谷町線・京阪本線「天満橋駅」

  • 徒歩約15分
  • 南門(入口)に最も近い駅
  • 京阪電車利用の場合は2番出口が便利

JR東西線「大阪天満宮駅」

  • 徒歩約15分
  • JR東西線「大阪城北詰駅」からも徒歩約15分

JR大阪環状線「桜ノ宮駅」

  • 徒歩約15分
  • 北門(出口)に近い駅
  • 帰路に利用すると便利

会場までの道順

天満橋駅から南門(入口)まで

  1. 京阪電車2番出口または大阪メトロ2号出口を出る
  2. 川崎橋を渡り、大川沿いの遊歩道を北上
  3. 約15分で造幣局南門に到着

遊歩道沿いには案内看板が設置され、桜の通り抜け期間中は多くの人が同じ方向に向かうため、迷うことは少ないでしょう。

駐車場・駐輪場情報

造幣局には駐車場・駐輪場ともにありません。周辺道路も混雑するため、車での来場は避けるべきです。

自転車で来場する場合は、最寄り駅周辺の駐輪場を利用し、徒歩で向かいましょう。

バリアフリー対応

通路は舗装されており、車椅子やベビーカーでも通行可能です。ただし、期間中は非常に混雑するため、平日の午前中など比較的空いている時間帯の利用をおすすめします。

障がい者手帳をお持ちの方とその介助者(1名)は、予約不要で優先入場できる専用レーンが設けられています。詳細は造幣局公式サイトで確認してください。

楽しみ方のコツと注意点

混雑を避けるベストタイム

平日の午前中(10時~12時)
最も空いている時間帯。ゆっくり写真を撮りながら鑑賞したい方におすすめです。

平日の夕方(16時~18時)
日中の混雑が落ち着き、その後のライトアップにも期待できる時間帯。

避けるべき時間帯

  • 土日祝日の昼間(11時~15時):最も混雑
  • 土日祝日の夜桜時間(18時~20時):人気が高く非常に混雑

写真撮影のポイント

おすすめ撮影スポット

  • 桜のトンネル状になっている中盤エリア
  • 大川(旧淀川)を背景にした桜
  • 品種プレートと一緒に撮影すると記録として最適

撮影時の注意

  • 一方通行のため、立ち止まっての長時間撮影は避ける
  • 三脚や自撮り棒の使用は禁止
  • 他の来場者の迷惑にならないよう配慮する

持ち物チェックリスト

必須アイテム

  • スマートフォン(予約QRコード提示用)
  • カメラ
  • 歩きやすい靴

あると便利

  • 羽織るもの(夜桜鑑賞時)
  • 飲み物(通路内に自動販売機なし)
  • 雨具(天候不安定時)
  • モバイルバッテリー

禁止事項と注意点

禁止されていること

  • 飲食(飴やガムも含む)
  • 喫煙
  • ペット同伴(盲導犬・介助犬を除く)
  • 自転車での通行
  • 三脚・一脚・自撮り棒の使用
  • ドローンの飛行
  • 桜の枝を折る・触る行為

その他の注意点

  • 通路内にトイレはありません(入口・出口付近に仮設トイレあり)
  • ゴミ箱は設置されていないため、ゴミは持ち帰りましょう
  • 一方通行のため、途中で引き返すことはできません
  • 所要時間は混雑状況により30分~1時間程度

周辺の桜名所とおすすめスポット

造幣局の桜の通り抜けと合わせて訪れたい、周辺の桜名所をご紹介します。

毛馬桜之宮公園

造幣局から徒歩圏内にある大川沿いの公園。全長約4.2キロメートルにわたり、約4,800本のソメイヨシノが植えられています。

造幣局がヤエザクラ中心なのに対し、こちらはソメイヨシノが主体。開花時期が異なるため、タイミングによっては両方を楽しむことも可能です。川沿いの遊歩道は散策に最適で、対岸の桜並木との景観も見事です。

アクセス: JR大阪環状線「桜ノ宮駅」すぐ

大阪城公園

造幣局から徒歩約20分の距離にある大阪を代表する観光スポット。約3,000本の桜が植えられ、天守閣を背景にした桜の景色は圧巻です。

ソメイヨシノを中心に、ヤマザクラ、シダレザクラなど多品種が楽しめます。西の丸庭園では夜間ライトアップも実施され、幻想的な夜桜を堪能できます。

アクセス: 大阪メトロ谷町線「天満橋駅」から徒歩、またはJR大阪環状線「大阪城公園駅」

大川沿いの桜並木散策ルート

造幣局の北門を出た後、大川沿いを桜ノ宮方面へ散策するルートがおすすめです。川沿いには桜並木が続き、対岸の景色も含めて美しい桜景色を楽しめます。

特に天満橋から桜ノ宮駅までの約2キロメートルは、「桜ノ宮公園」として整備され、春には桜のトンネルが形成されます。

周辺グルメスポット

天満橋・京橋エリア
造幣局の最寄り駅である天満橋周辺には、飲食店が充実しています。桜の通り抜け前後の食事に便利です。

  • OMMビル:レストラン街があり、和食・洋食・中華など多彩
  • 京阪モール:カフェやファストフード店が入る商業施設
  • 天満橋商店街:地元の飲食店が並ぶ

桜ノ宮エリア
北門から出た後、桜ノ宮駅周辺にも飲食店が点在しています。川沿いのカフェでは、桜を眺めながらの食事も可能です。

造幣局の歴史と施設見学

造幣局の役割と歴史

造幣局は、日本の貨幣を製造する国の機関です。明治4年(1871年)に大阪に設置され、以来150年以上にわたり、硬貨や勲章、金属工芸品などを製造してきました。

現在も10円玉、50円玉、100円玉、500円玉などの硬貨や、記念貨幣、勲章などを製造しており、日本の貨幣経済を支える重要な役割を担っています。

造幣博物館

造幣局構内には、「造幣博物館」が併設されています。

展示内容

  • 貨幣の歴史:古代から現代までの日本の貨幣
  • 製造工程:硬貨がどのように作られるかの解説
  • 世界の貨幣:約4,000点の世界各国の貨幣コレクション
  • 記念貨幣:オリンピックなど特別な記念貨幣の展示

開館情報

  • 開館時間:9時~16時45分(入館は16時まで)
  • 休館日:毎月第3水曜日、年末年始
  • 入館料:無料
  • アクセス:桜の通り抜けとは別の入口から入館

桜の通り抜け期間中は、博物館も開館していますが、混雑状況により入館制限がかかる場合があります。

工場見学(通常期)

桜の通り抜け期間外には、事前予約制で造幣局の工場見学も実施されています。実際の硬貨製造工程を間近で見学できる貴重な機会です。

見学内容

  • 硬貨の製造工程見学
  • 造幣博物館の見学
  • 所要時間約90分

詳細は造幣局公式サイトで確認し、事前予約が必要です。

よくある質問

Q: 雨天でも開催されますか?
A: 小雨程度であれば開催されます。ただし、荒天の場合は中止や時間短縮の可能性があります。当日の開催状況は造幣局公式サイトで確認できます。

Q: 予約なしでも入場できますか?
A: 原則として事前予約が必要です。ただし、当日枠が設定される場合や、障がい者手帳をお持ちの方向けの予約不要枠があります。詳細は公式サイトで確認してください。

Q: 何時間くらいかかりますか?
A: 通路の長さは約560メートルで、混雑状況にもよりますが、通常30分~1時間程度です。写真を撮りながらゆっくり鑑賞する場合は、1時間以上見ておくと良いでしょう。

Q: 子供連れでも楽しめますか?
A: はい、お子様連れでも楽しめます。ベビーカーでの通行も可能です。ただし、混雑時は抱っこ紐の方が移動しやすい場合があります。また、通路内にトイレがないため、事前にお子様のトイレを済ませておくことをおすすめします。

Q: 桜の見頃はいつですか?
A: 開催期間自体が桜の見頃に合わせて設定されるため、開催期間中はいつでも美しい桜を楽しめます。八重桜は開花期間が比較的長いため、期間の前半でも後半でも楽しめます。

Q: 屋台や売店はありますか?
A: 通路内には飲食店や売店はありません。また、通路内での飲食も禁止されています。食事は入場前または退場後に、周辺の飲食店をご利用ください。

Q: 車椅子でも大丈夫ですか?
A: 通路は舗装されており、車椅子での通行が可能です。障がい者手帳をお持ちの方は予約不要で優先入場できる専用レーンもあります。ただし、混雑時は介助者同伴をおすすめします。

Q: ペットと一緒に入れますか?
A: ペットの同伴は禁止されています。ただし、盲導犬、介助犬、聴導犬は同伴可能です。

大阪府内の他の桜名所

造幣局以外にも、大阪府内には素晴らしい桜名所が数多くあります。

万博記念公園(吹田市)

約5,500本の桜が植えられた広大な公園。ソメイヨシノを中心に、シダレザクラ、ヤマザクラなど多品種が楽しめます。太陽の塔を背景にした桜の景色は、大阪ならではの風景です。

岸和田城(岸和田市)

「千亀利城」とも呼ばれる名城の周辺に約170本の桜が咲き誇ります。お堀に映る桜と城の景観が美しく、夜間ライトアップも実施されます。

狭山池公園(大阪狭山市)

日本最古のダム式ため池である狭山池の周辺に約1,300本の桜が植えられています。池の周囲約2.8キロメートルの遊歩道は散策に最適です。

五月山公園(池田市)

標高315メートルの五月山中腹にある公園。約3,500本の桜が咲き、大阪平野を一望しながらの花見が楽しめます。

まとめ:造幣局 桜の通り抜けで特別な春を

造幣局 桜の通り抜けは、140年以上の歴史を持つ大阪を代表する春の風物詩です。約140品種・340本もの希少な八重桜が咲き誇る景観は、他の桜名所では味わえない特別な体験を提供してくれます。

2026年の開催に向けて、以下のポイントを押さえておきましょう。

  1. 事前予約を忘れずに: 3月中旬頃から予約開始、先着順のため早めの予約がおすすめ
  2. 平日午前中が狙い目: 混雑を避けてゆっくり鑑賞したい方は平日午前中を
  3. 夜桜も必見: ぼんぼりの光に照らされた幻想的な夜桜も魅力
  4. 周辺の桜名所も巡る: 毛馬桜之宮公園や大阪城公園など、周辺の名所と合わせて楽しむのもおすすめ
  5. マナーを守って: 一方通行、飲食禁止などのルールを守り、皆が気持ちよく楽しめるように

年に一度、わずか7日間だけの特別な桜の饗宴。希少な品種の数々、歴史ある伝統、そして多くの人々の思いが詰まった造幣局 桜の通り抜けで、忘れられない春の思い出を作ってください。

最新情報は造幣局公式サイト(https://www.mint.go.jp/)で随時更新されますので、お出かけ前に必ずご確認ください。

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