赤湯温泉と山形県の桜名所

住所 〒999-2211 山形県南陽市赤湯1415

赤湯温泉と山形県の桜名所完全ガイド2026年版|烏帽子山千本桜から置賜さくら回廊まで

山形県南陽市にある赤湯温泉は、900年以上の歴史を持つ古湯として知られていますが、春になると温泉街周辺は桜の名所として多くの観光客で賑わいます。特に「烏帽子山千本桜」として親しまれる烏帽子山公園は、日本さくら名所100選に選ばれた山形県を代表する花見スポットです。

本記事では、赤湯温泉から浴衣で散策できる桜名所をはじめ、山形県内の人気お花見スポット、見頃時期、アクセス方法、楽しみ方まで、2026年の桜シーズンに役立つ情報を詳しくご紹介します。

赤湯温泉と烏帽子山公園の魅力

赤湯温泉の歴史と特徴

赤湯温泉は平安時代から続く歴史ある温泉地で、源義家の弟・義綱が発見したという伝説が残っています。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉で、神経痛や筋肉痛、疲労回復などに効果があるとされています。

温泉街には老舗旅館から近代的なホテルまで約10軒の宿泊施設が集まり、昔ながらの旅籠風の建物や共同浴場も残っており、素朴な温泉情緒を今に伝えています。近年では日帰り入浴施設も充実し、観光客が気軽に立ち寄れる環境が整っています。

烏帽子山公園「烏帽子山千本桜」の概要

烏帽子山公園は赤湯温泉街を眼下に望む小高い丘に位置し、約25種類・1,000本もの桜が植えられている山形県内屈指の桜の名所です。1992年に「日本さくら名所100選」に選定され、全国的にも高い評価を受けています。

公園の最大の特徴は、世界的にも珍しいエドヒガンザクラの大規模な群生地であることです。約160本のエドヒガンが作り出す桜の大回廊は圧巻の美しさで、ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤエザクラなど多様な品種が時期をずらして咲き誇ります。

温泉街から浴衣で行ける桜散策

烏帽子山公園の大きな魅力の一つが、赤湯温泉街から徒歩約10分という抜群のアクセスの良さです。宿泊客は浴衣姿のまま下駄を履いて散策できるため、温泉情緒と花見を同時に楽しめる贅沢な体験ができます。

温泉街から公園へ続く道も桜並木になっており、夕暮れ時には提灯の明かりに照らされた桜が幻想的な雰囲気を醸し出します。日中は公園で花見を楽しみ、夕方は温泉でゆっくりと疲れを癒し、夜は夜桜とライトアップを鑑賞するという、一日を通じた桜三昧のプランが可能です。

烏帽子山公園の桜の見どころ

エドヒガンザクラの群生地

烏帽子山公園を特別な存在にしているのが、約160本のエドヒガンザクラの群生です。エドヒガンは日本の野生桜の代表的な品種で、ソメイヨシノよりも開花が早く、花色は淡いピンク色が特徴です。

これほど大規模なエドヒガンの群生地は世界的にも珍しく、樹齢100年を超える古木も多数含まれています。満開時には淡いピンク色の花が山全体を覆い、まるで桜色の雲海のような景観を作り出します。エドヒガンは寿命が長く、樹勢も強いため、今後も長く美しい姿を見せてくれることでしょう。

全国有名桜の二世木コレクション

烏帽子山公園には、全国の名桜から接ぎ木や種子で育てられた「二世木」が約30本植えられています。これは全国的にも珍しい取り組みで、各地の桜の名木を一箇所で鑑賞できる貴重なスポットとなっています。

福島県三春町の「三春滝桜」、岐阜県根尾谷の「淡墨桜」、山梨県の「神代桜」など、日本三大桜をはじめとする全国の名桜の子孫が集められています。それぞれの桜には由来を記した案内板が設置されており、散策しながら各地の桜の歴史や特徴を学ぶことができます。

多様な桜品種による長期間の楽しみ

烏帽子山公園には約25種類もの桜が植えられており、開花時期が異なるため、長期間にわたって桜を楽しむことができます。

最も早く咲くのがエドヒガンで、例年4月上旬から中旬にかけて見頃を迎えます。続いてソメイヨシノが4月中旬に満開となり、シダレザクラ、ヤエザクラと続きます。遅咲きの品種は4月下旬まで楽しめるため、約1ヶ月間にわたって様々な桜の表情を鑑賞できるのです。

品種による花の色や形の違いも見どころで、淡いピンクから濃いピンク、白に近い色まで、グラデーションのように変化する桜景色は訪れる人々を魅了します。

桜の大回廊と散策路

公園内には整備された散策路が縦横に巡らされており、桜のトンネルのような「桜の大回廊」を歩くことができます。頭上を覆う桜の枝から降り注ぐ花びらの中を歩く体験は、まさに桜吹雪の中を散策しているような感覚です。

散策路は緩やかな傾斜で、高齢者や小さな子供連れでも安心して歩けるよう配慮されています。途中には休憩用のベンチも多数設置され、ゆっくりと桜を眺めながら休憩できます。

展望台からは赤湯温泉街や置賜盆地を一望でき、桜のパノラマと街並みが織りなす絶景は息をのむ美しさです。特に朝日や夕日に照らされた桜と盆地の景色は、写真撮影スポットとしても人気があります。

赤湯温泉桜まつり2026

開催期間と主なイベント

2026年の「赤湯温泉桜まつり」は、例年通り4月上旬から4月下旬にかけて開催される予定です。2026年度は4月4日から4月30日までの約1ヶ月間、烏帽子山公園を中心に様々なイベントが企画されています。

期間中は地元特産品の販売ブースが設けられ、山形名物の玉こんにゃくや芋煮、桜餅などの季節限定グルメを楽しむことができます。週末には地元の伝統芸能の披露や音楽イベントも開催され、花見と共に地域文化に触れることができます。

ライトアップと夜桜鑑賞

桜まつり期間中は毎日18時から22時頃まで、烏帽子山公園全体がライトアップされます。約300基の提灯と投光器により、昼間とは全く異なる幻想的な夜桜の世界が広がります。

特にエドヒガンの古木がライトアップされた姿は荘厳で、淡いピンク色の花が闇夜に浮かび上がる様子は息を呑む美しさです。温泉街の灯りと相まって、温泉情緒あふれる夜桜鑑賞が楽しめます。

夜桜見物の後は温泉でゆっくりと体を温めることができるのも、赤湯温泉ならではの魅力です。多くの旅館では夜遅くまで入浴可能で、花冷えで冷えた体を芯から温めてくれます。

見頃時期と開花情報の確認方法

烏帽子山公園の桜の見頃は、例年4月中旬から下旬にかけてです。ただし、その年の気候条件により前後することがあるため、訪問前に最新の開花情報を確認することをおすすめします。

南陽市観光協会の公式ウェブサイトでは、開花状況が随時更新されます。また、ウェザーニュースなどの桜開花予想サイトでも烏帽子山公園の情報が掲載されており、つぼみ、3分咲き、5分咲き、満開、散り始めといった詳細な開花状況を知ることができます。

満開のタイミングを狙う場合は、開花宣言から約1週間後が目安です。ただし、散り始めの桜吹雪も風情があり、地面を覆う花びらの絨毯も美しいため、どの時期に訪れても楽しめます。

置賜さくら回廊|赤湯温泉を起点とした桜巡り

置賜さくら回廊とは

置賜さくら回廊は、赤湯温泉から長井市、白鷹町へ向かう約43kmの道筋に、樹齢500年から1,200年の古桜や桜並木が点在する桜街道です。山形県内でも特に桜の名木が集中するエリアで、一本桜の名木と桜名所を巡る贅沢な桜ドライブコースとして人気があります。

この地域は置賜盆地の豊かな自然環境と歴史的背景から、古くから桜が大切に守られてきました。地域住民の保存活動により、樹齢数百年の巨木が今なお元気に花を咲かせています。

主要スポット:伊佐沢の久保ザクラ

置賜さくら回廊の代表的な桜が、長井市にある「伊佐沢の久保ザクラ」です。国の天然記念物に指定されているこのエドヒガンザクラは、樹齢約1,200年とも言われる日本屈指の古桜です。

幹周り約9.2m、樹高約13mの巨木で、満開時には淡いピンク色の花が空を覆い尽くす圧巻の景観を見せます。樹勢は今も旺盛で、地元では「久保桜」の愛称で親しまれています。見頃は例年4月中旬から下旬で、夜間はライトアップも実施されます。

主要スポット:草岡の大明神ザクラ

白鷹町にある「草岡の大明神ザクラ」も、樹齢約1,200年と推定される古桜で、県の天然記念物に指定されています。エドヒガンザクラの巨木で、幹周り約8m、樹高約11mを誇ります。

田園地帯の中に一本だけそびえ立つ姿は孤高の美しさがあり、周囲の田んぼに水が張られる時期には、水鏡に映る桜の姿も楽しめます。地元では豊作を祈る神木として崇められており、毎年多くの人が参拝に訪れます。

主要スポット:双松公園の眺陽桜

南陽市の双松公園にある「眺陽桜(チョウヨウザクラ)」は、推定樹齢約1,000年のエドヒガンザクラで、市の天然記念物に指定されています。公園の高台に位置し、満開時には置賜盆地を見下ろす絶景ポイントとなります。

眺陽桜という名前は、この地から眺める朝日が美しいことに由来しています。桜と朝日、そして眼下に広がる盆地の風景が織りなす景観は、写真愛好家にも人気のスポットです。

さくら回廊の巡り方

置賜さくら回廊を効率よく巡るには、赤湯温泉を起点として車で移動するのがおすすめです。レンタカーやマイカーなら、自分のペースで各スポットを訪問できます。

モデルコースとしては、赤湯温泉(烏帽子山公園)→双松公園→伊佐沢の久保ザクラ→草岡の大明神ザクラという順路が効率的です。各スポット間の移動時間は15〜30分程度で、半日から1日かけてゆっくり巡ることができます。

各名木の周辺には駐車場が整備されており、案内看板も設置されているため、初めて訪れる方でも迷わず到着できます。開花時期には地元ボランティアによる案内所が設けられることもあります。

山形県内の人気桜名所ランキング

1位:烏帽子山公園(南陽市)

前述の通り、烏帽子山公園は山形県内で最も人気の高い桜名所です。日本さくら名所100選に選ばれた実績、約1,000本という桜の本数、エドヒガンの群生地という希少性、そして赤湯温泉との組み合わせという総合力で、常にランキング上位に位置しています。

アクセスの良さも人気の理由で、JR赤湯駅から徒歩約25分、または車で約5分という立地は、県内外からの観光客にとって訪れやすい環境です。駐車場も約500台分確保されており、桜まつり期間中は臨時駐車場も開設されます。

2位:霞城公園(山形市)

山形市の中心部にある霞城公園は、山形城跡を整備した都市公園で、約1,500本の桜が植えられています。特に堀の水面に映し出される桜が幻想的で、「水鏡の桜」として人気があります。

見頃は例年4月中旬から下旬で、桜まつり期間中は約1,200個のぼんぼりでライトアップされます。夜桜と石垣、堀が織りなす景観は城下町・山形ならではの風情があります。山形駅から徒歩約10分という抜群のアクセスも魅力です。

3位:鶴岡公園(鶴岡市)

庄内地方を代表する桜名所が鶴岡公園です。鶴ヶ岡城跡に整備された公園で、ソメイヨシノを中心に約730本の桜が植えられています。日本さくら名所100選にも選ばれており、県内随一の桜の名所として知られています。

堀を囲むように咲く桜並木が美しく、満開時には桜のトンネルが出現します。夜間は約300個のぼんぼりでライトアップされ、堀に映る夜桜が幻想的な雰囲気を醸し出します。見頃は例年4月中旬から下旬です。

4位:天童公園・舞鶴山(天童市)

将棋駒の生産で有名な天童市の舞鶴山(天童公園)は、約2,000本の桜が植えられた県内最大級の桜名所です。山全体が桜色に染まる景観は圧巻で、山頂からは天童市街と月山、朝日連峰を一望できます。

「人間将棋」で知られる天童桜まつりは、毎年4月下旬に開催され、甲冑姿の武者が巨大な将棋盤で対局する様子を桜の下で観覧できます。夜間は約2,000個のぼんぼりでライトアップされ、夜桜鑑賞も楽しめます。

5位:松が岬公園(米沢市)

米沢城跡に整備された松が岬公園は、約200本の桜が植えられた歴史情緒あふれる桜名所です。上杉神社を囲む堀沿いに咲く桜並木が美しく、戦国武将・上杉謙信を祀る神社と桜の組み合わせが独特の雰囲気を醸し出します。

見頃は例年4月中旬から下旬で、上杉まつり(5月上旬)の前哨戦として桜まつりも開催されます。夜間はライトアップされ、堀に映る夜桜と上杉神社の灯りが幻想的です。米沢駅から徒歩約30分、またはバスで約10分とアクセスも良好です。

赤湯温泉へのアクセスと周辺情報

電車でのアクセス

東京方面からは、山形新幹線「つばさ」でJR赤湯駅まで約2時間30分です。赤湯駅から烏帽子山公園までは徒歩約25分、タクシーで約5分です。桜まつり期間中は駅から公園までシャトルバスが運行されることもあります。

仙台方面からは、JR仙山線で山形駅まで行き、山形新幹線または奥羽本線に乗り換えて赤湯駅へ。所要時間は約1時間30分から2時間です。

新潟方面からは、JR米坂線で米沢駅まで行き、奥羽本線で赤湯駅へ。または高速バスで山形市まで行き、山形新幹線で赤湯駅へ向かうルートもあります。

車でのアクセス

東京方面からは、東北自動車道を福島飯坂ICで降り、国道13号を北上して約50分です。または東北中央自動車道の南陽高畠ICで降りれば約10分で赤湯温泉に到着します。

仙台方面からは、東北自動車道を村田JCTで山形自動車道に入り、山形蔵王ICで降りて国道13号を南下、約40分です。

新潟方面からは、日本海東北自動車道を荒川胎内ICで降り、国道113号を経由して約1時間30分です。

烏帽子山公園には約500台収容の駐車場があり、桜まつり期間中は臨時駐車場も開設されます。ただし、満開の週末は混雑するため、早めの到着をおすすめします。

宿泊施設の選び方

赤湯温泉には様々なタイプの宿泊施設があります。老舗旅館では伝統的な和の雰囲気と丁寧なおもてなしを楽しめ、近代的なホテルでは快適な設備とサービスが魅力です。

桜シーズンは予約が早く埋まるため、2〜3ヶ月前からの予約をおすすめします。特に満開予想日前後の週末は人気が高く、早期予約が必須です。

多くの宿では桜まつり期間中に特別プランを用意しており、花見弁当の提供や夜桜ツアーの実施など、桜を楽しむための工夫がされています。温泉と桜を存分に楽しむなら、1泊2日以上の滞在がおすすめです。

日帰り温泉施設

宿泊しない場合でも、日帰り入浴施設を利用できます。「赤湯温泉 湯こっと」は日帰り専用の温泉施設で、大浴場、露天風呂、サウナを備えています。料金は大人450円とリーズナブルで、花見の後に気軽に立ち寄れます。

また、多くの旅館でも日帰り入浴を受け付けています(要事前確認)。料金は500円から1,000円程度で、旅館の雰囲気を味わいながら温泉を楽しめます。

周辺観光スポット

赤湯温泉周辺には、桜以外にも魅力的な観光スポットがあります。「熊野大社」は東北の伊勢とも呼ばれる格式高い神社で、縁結びのパワースポットとしても人気です。赤湯温泉から車で約15分です。

「南陽市ぶどうまつたけ園」では、秋にはぶどう狩りやまつたけ料理を楽しめます。また、「宮内熊野大社」周辺には歴史的な街並みが残り、散策に最適です。

ワイナリー巡りも人気で、南陽市から車で20分ほどの高畠町には複数のワイナリーがあり、試飲や見学が楽しめます。

桜撮影のベストスポットとコツ

烏帽子山公園での撮影ポイント

烏帽子山公園で最も人気の撮影スポットは、展望台から赤湯温泉街を見下ろすアングルです。桜のパノラマと温泉街、そして背景の置賜盆地が一枚の写真に収まり、絵葉書のような構図が撮影できます。

朝日が昇る時間帯(午前6時頃)は、朝霧に包まれた盆地と桜が幻想的な雰囲気を醸し出します。また、夕暮れ時(午後5時半頃)は、夕日に照らされた桜がオレンジ色に輝き、温かみのある写真が撮れます。

エドヒガンの古木を接写するのもおすすめです。樹皮の質感と淡いピンク色の花のコントラストが美しく、長い歴史を感じさせる一枚になります。

ライトアップ撮影のコツ

夜桜撮影では三脚が必須です。シャッタースピードを遅くして光を多く取り込むことで、提灯の温かい光と桜の柔らかい色が美しく表現できます。

ISO感度は800〜1600程度に設定し、絞りはF5.6〜F8程度がおすすめです。ホワイトバランスは「白熱灯」モードにすると、提灯の暖色が自然に表現できます。

人の流れが多い場所では、長時間露光で人影を消す技法も効果的です。30秒から1分程度のシャッタースピードで撮影すると、桜と提灯だけが浮かび上がる幻想的な写真になります。

置賜さくら回廊での撮影

一本桜を撮影する際は、周囲の風景も取り入れることで、桜の雄大さが強調されます。伊佐沢の久保ザクラや草岡の大明神ザクラは、田園風景の中に立つため、広角レンズで周囲の田んぼや山々も含めて撮影すると、スケール感のある写真になります。

早朝の撮影もおすすめで、朝霧の中に浮かぶ一本桜は神秘的な雰囲気があります。また、田んぼに水が張られている時期(4月下旬)には、水鏡に映る桜の「逆さ桜」も撮影できます。

桜シーズンの混雑状況と対策

混雑のピーク時期

烏帽子山公園の混雑は、満開宣言後の最初の週末がピークです。特に土曜日の午前10時から午後3時頃までは、駐車場待ちの渋滞が発生することもあります。

平日は比較的空いており、ゆっくりと桜を鑑賞できます。また、早朝(午前6時〜8時)や夕方以降(午後5時以降)は人出が少なく、落ち着いて撮影や散策ができます。

駐車場対策

週末や満開時期に車で訪れる場合は、午前8時までの到着を目指すと、駐車場を確保しやすくなります。または、赤湯駅周辺の有料駐車場に停めて、徒歩やタクシーで公園へ向かう方法もあります。

桜まつり期間中は臨時駐車場も開設されますが、公園から少し離れた場所になることもあります。シャトルバスが運行される場合は、それを利用するのも一つの方法です。

宿泊予約のタイミング

赤湯温泉の宿泊施設は、桜シーズンの2〜3ヶ月前から予約が入り始めます。特に人気旅館や満開予想日前後の週末は、3ヶ月前には満室になることも珍しくありません。

開花予想が発表される前でも、例年の見頃時期(4月中旬)を目安に早めに予約することをおすすめします。多くの宿では、開花状況により日程変更に柔軟に対応してくれる場合もあります。

桜と温泉を楽しむモデルプラン

日帰りプラン

午前9時:赤湯駅到着
駅でレンタサイクルを借りるか、徒歩で烏帽子山公園へ向かいます。

午前9時30分〜12時:烏帽子山公園散策
エドヒガンの群生地、二世木コレクション、展望台を巡り、写真撮影や花見を楽しみます。

午後12時〜13時:ランチ
公園内の出店で軽食を取るか、温泉街に戻って地元料理を楽しみます。

午後13時30分〜15時:日帰り温泉
「湯こっと」や旅館の日帰り入浴で、花見の疲れを癒します。

午後15時30分〜17時:置賜さくら回廊(双松公園)
時間があれば、車で双松公園の眺陽桜を訪問します。

午後17時30分:赤湯駅発

1泊2日プラン

1日目

午後2時:赤湯温泉到着・チェックイン
宿に荷物を預け、浴衣に着替えます。

午後3時〜5時:烏帽子山公園散策
浴衣姿で温泉街から公園へ。夕暮れ時の桜を楽しみます。

午後5時30分〜6時30分:温泉入浴
宿に戻り、夕食前に温泉でリラックス。

午後7時〜8時30分:夕食
山形の旬の食材を使った会席料理を堪能します。

午後9時〜10時:夜桜ライトアップ鑑賞
再び浴衣で公園へ。幻想的な夜桜を楽しみます。

2日目

午前6時〜7時:早朝散策
朝霧の中の桜を撮影。人が少なく静かな時間を過ごせます。

午前7時30分〜8時30分:朝食
宿で和朝食をいただきます。

午前9時〜10時:温泉入浴・チェックアウト
出発前にもう一度温泉を楽しみます。

午前10時30分〜午後2時:置賜さくら回廊巡り
車で伊佐沢の久保ザクラ、草岡の大明神ザクラを訪問します。

午後3時:赤湯温泉発

2泊3日プラン

2泊すれば、置賜さくら回廊をゆっくり巡り、米沢市の松が岬公園や長井市の観光も楽しめます。また、天候に左右されず、雨の日は温泉でのんびり過ごし、晴れた日に桜巡りをするという柔軟なスケジュールが可能です。

赤湯温泉の桜を楽しむための実用情報

服装と持ち物

4月の山形県は朝晩の冷え込みが残るため、重ね着できる服装がおすすめです。日中は15〜20度程度まで上がりますが、朝晩は5〜10度程度まで下がることもあります。

夜桜鑑賞では、ジャケットやカーディガンなどの羽織物が必須です。宿から浴衣で出かける場合も、羽織や上着を持参しましょう。

歩きやすい靴も重要です。公園内は舗装された道もありますが、土の部分もあるため、スニーカーやウォーキングシューズが適しています。

持ち物としては、カメラ、予備バッテリー、レジャーシート(花見をする場合)、日焼け止め、帽子、飲み物などがあると便利です。

食事とグルメ情報

赤湯温泉周辺では、山形の郷土料理を楽しめます。「赤湯からみそラーメン」は地元名物で、辛味噌がアクセントの独特なラーメンです。温泉街には複数のラーメン店があり、食べ比べも楽しめます。

「米沢牛」も外せません。赤湯温泉から車で約20分の米沢市には、米沢牛を提供するレストランが多数あります。すき焼き、ステーキ、焼肉など、様々なスタイルで味わえます。

春の山菜料理も魅力で、こごみ、うるい、たらの芽などの山菜天ぷらや山菜そばが旬の味覚です。多くの旅館では、季節の会席料理に山菜が取り入れられています。

桜まつり期間中は、公園内の出店で玉こんにゃく、芋煮、桜餅などの軽食も販売されます。花見をしながら地元グルメを楽しむのも一興です。

バリアフリー情報

烏帽子山公園の主要な散策路は舗装されており、車椅子でもアクセス可能です。ただし、一部に急な坂道もあるため、介助者同伴が望ましいです。

公園入口付近には障害者用駐車スペースがあり、多目的トイレも設置されています。展望台へは階段がありますが、別ルートの緩やかな坂道からもアクセスできます。

赤湯温泉の宿泊施設では、バリアフリー対応の客室を持つ旅館も増えています。予約時に車椅子対応や段差の有無を確認することをおすすめします。

ペット同伴について

烏帽子山公園はペット同伴可能ですが、リードの着用が必須です。桜まつり期間中は混雑するため、小型犬以外は避けた方が無難です。また、フンの始末は飼い主の責任で行いましょう。

赤湯温泉の宿泊施設では、ペット同伴可能な宿は限られています。事前に確認と予約が必要です。ペット同伴可能な宿では、専用の部屋やケージの用意があることが多いです。

まとめ:赤湯温泉と山形県の桜を満喫しよう

赤湯温泉と烏帽子山公園の桜は、温泉と花見を同時に楽しめる日本でも有数のスポットです。日本さくら名所100選に選ばれた約1,000本の桜、世界的にも珍しいエドヒガンの群生地、そして900年以上の歴史を持つ温泉という組み合わせは、他では味わえない贅沢な体験を提供してくれます。

置賜さくら回廊を巡れば、樹齢1,000年を超える古桜との出会いもあり、桜の歴史と文化の深さを実感できます。山形県内には他にも霞城公園、鶴岡公園、天童公園など魅力的な桜名所が点在し、それぞれに異なる魅力があります。

2026年の桜シーズンは、4月上旬から下旬が見頃です。早めの宿泊予約、最新の開花情報の確認、そして天候に合わせた柔軟なスケジュールで、最高の桜体験を実現してください。

温泉に浸かりながら桜を愛で、地元グルメを味わい、歴史ある古桜に思いを馳せる。そんな贅沢な春の旅が、赤湯温泉と山形県の桜名所で待っています。

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